村瀬 正敬先生
高度情報処理学科
コンピュータシステムコース
Q.先生が指導するうえで心がけていることはありますか?
より良い授業にするため、昨年度の授業を振り返って教材を改善するなど、毎年工夫を重ねています。また、学生が楽しみながら授業に参加できるよう、興味を持ってもらいやすい題材を扱うようにしています。画像を加工したり、音楽を奏でるプログラムを製作するなど、興味ある題材が形になっていくことで、学生から面白いと思ってもらえているようです。もちろん、資格取得に向けた試験対策の時間もしっかりとっています。楽しく学ぶことと、大切な試験への準備、どちらも両立できるように心がけています。
Q.この学科ではどのような人材育成を目指していますか?
システムエンジニアやプログラマーとして活躍できるよう、幅広い基礎知識を持った人材になってほしいと思っています。例えばお客様との会話の中でITやコンピュータの専門用語を「聞いたことがない」というようでは、お客様に不安を与えてしまいます。学生のうちに基礎をしっかり覚えて、社会に出てからはその会社ならではのノウハウを+αで身に付けていくことが必要になります。学生のうちから基礎的な知識をしっかり定着させていくことで、進路の幅も広くなります。
Q.情報処理技術者として職業に就くために大切なことは?
大きく2つ、大切なことがあると思います。まずは、「ユーザーにどれだけ喜んでいただけるかを考えること」です。開発したシステムやソフトウエアをユーザーが使用するとき、「便利」「役に立つ」「面白い」と思ってもらえることが、開発者にとっての1番のモチベーションになります。もう1つは、「コミュニケーション力」です。趣味ではなく仕事とする以上、お客様の課題やご要望を聞き出し、正確に理解して、システムやソフトウエアを作り上げることが大事です。授業を通して表現力やプレゼン力、コミュニケーション力なども鍛えていきます。
Q.進路を検討中の高校生へアドバイスをお願いします。
まずはオープンキャンパスの体験授業に参加して、自分が本当に興味を持てることなのか判断してほしいです。本学では2年間で多くのことを学びます。興味が持続できないと、遅刻や欠席が増えることになり、授業についていくことが難しくなります。「好き」「やってみたい」「仕事にしたい」という気持ちを持つことができるかどうかが進路検討の1つの指標になるのではないでしょうか。高校までの学習がしっかり身に付いていれば、専門的な知識は入学してから学べるので大丈夫です。